EP-08 「痩せる」と「太る」を理解するとは?

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「痩せる」と「太る」を理解するとは?

N美

脂肪は毎日使われるんだから・・・

M彦

増やさなければ勝手に痩せていく・・・

ダビデ

そうだね。

「今の時点では」その考え方で問題ない。

N美

ただ・・・

「体脂肪になりやすい脂質をカットするだけでは失敗する」と先生は仰られました。

ダビデ

そうだね。

もし例えLFDで除脂肪に成功したとしても、君らの中では「脂質をカットすれば痩せる」と言う認識のみで、それ以外の彫刻手法を知らないままで終わることだろう。

M彦

そうなると・・・次に我々は何を学べばよいのでしょうか?

ダビデ

よし、次はさっそく「肉体彫刻の奥義」について学んでいこう。

N美

いきなり、おっ、奥義ですか!?

M彦

はわわわ・・・もう奥義伝授・・・・

ダビデ

おや? 喜んでくれると思ったのだが・・・

N美

いえ・・その・・・・

M彦

奥義継承・・・心の準備が・・・

ロミペン

( ´艸`)ムププ・・・

アーシャとまったく同じ反応(笑)

アーシャ

・・・3度目の正直よ、ロミペン。

ちょっとこっち来なさい。

ロミペン

えっ、いやちょっ

ダビデ

相変わらず仲が良いな。

M彦

(ロミペン顔が青ざめて・・・)

N美

先生! それよりも肉体彫刻の奥義とは・・・

ダビデ

おっと、すまない。

では早速肉体彫刻の奥義伝授といこうか。

N美

はっ、はい!

M彦

よ、宜しくお願いします!

ダビデ

肉体彫刻家としての奥義

それは「同化と異化を理解する」ということだ。

N美

同化と異化を理解する!?

M彦

へ・・・。

ダビデ

「エネルギー循環を理解する」と言ってもいい。


君らが落としたい脂肪とは「いわば蓄積されたエネルギー」だろう?


蓄積という言葉で分かるように我々の肉体は


「栄養素を取り込む同化」と

「栄養素を消費する異化」を常に行っている。


それを理解することが、肉体彫刻家としての奥義なんだ。

N美

はぁ・・・

ダビデ

よりわかりやすくいうと。

脂肪は分解・消費、つまり「脂肪は異化、減少」させたい。

そして肉体美を生み出す筋肉は発達させたい、つまり「筋組織は同化、発達」させたいわけだ。

N美

そっ、そうです! 
その通りです!

ダビデ

除脂肪であったり、筋発達においては様々な手法が無数にある。

そして「何か1つが絶対に正しい」という事は無い。

なぜなら「個体差」が我々にはあるからだ。

N美

個体差・・・そうです。

人それぞれ「出来ることと、出来ないことが違う」

M彦

そして「できること、更に継続できること」も人それぞれ違う。

ダビデ

その通りだ。

ゆえに当倶楽部では「様々な彫刻手法」を二人に教えていく。

除脂肪手法も、筋発達の手法もだ。

そうやって得た「無数の引き出しから、その時の自分が出来る彫刻方法を選択すればよい」

N美

はいっ! ありがとうございます!

M彦

「様々な彫刻手法を持つ」

これって・・・すごいことですね!

ダビデ

ただし、そのすべての彫刻手法の土台としてあるのが「同化と異化」

つまり「エネルギー循環を理解する」という事なんだ。

ただ言われた手法をやるのではない。

肉体の同化と異化を理解した上で、彫刻手法別のメカニズムを理解し、実践できなければ意味がない。

N美

それで先生は前回LFD(ローファットダイエット)をするにはまだ早いと・・・

ダビデ

LFDでは脂質の摂取を下げる分、大きく下がったエネルギー収支を賄うために炭水化物の摂取量をある程度引き上げる必要がある。


「ある程度」というのは「財布の大きさと、お金の減り具合を見ながら」ということ。

つまり財布からお金が溢れない量の炭水化物を設定して上げる必要があるということだ。


当然このことについても君らは理解する必要がある。


例えば内臓型肥満が顕著、FFAレベルが高くインスリン抵抗性が上がっているM彦君の場合、LFDは一歩目の彫刻手法としてはあまりお勧めはできない。


出来る限りインスリンの分泌レベルを低く保つために「GL値やファイバー量、摂取する脂肪酸を見直す地中海式」の手法をとる方が健康的に内臓脂肪を減少させるには適切だろう。


元々の筋量が多く、食事での満足感も得たい人などは「MECなどのケト食」も選択肢に入るがコストパフォーマンスは悪い。


また糖代謝や脂質代謝も人によって個体差があるから同じ手法でも反応に違いが出てくる。


つまり人それぞれの個体差・遺伝子に加えて「その時のその人の状況」や「体質・体形」「生活習慣」によっても選択すべき彫刻手法は変わってくるんだ。

M彦

糖尿病予備軍・・・・

ダビデ

様々な手法をその都度、駆使する。


つまり「その人のその時に」最大の反応を狙っていく


それが当倶楽部の提唱する手法。


IMR メソッドだ。
(Individual Maximum Response method )



IMRメソッドでは様々な肉体彫刻手法を用いて「自分という個体に対し、継続の下に最大限のリターン」を狙っていく。


そして用いる様々な彫刻手法の基本となるのが初めに説明した
「同化と異化を最低限理解する」という事だ。

ロミペン

人の数だけ「最適解」は違うってことだよ。
だから、様々な方法を学ぶ必要があるんだ。

N美

つ、つまり・・・

ダビデ

肉体彫刻家たるもの「どのような状況にあっても対応できるエキスパートであれ」という事だね。

何か一つの方法に固執する必要は無い。

「自分が日々肉体彫刻できる手法を、理解のもとに自由に選択すればよい」

M彦

興奮しすぎて・・おしっこ出ちゃいそうです・・・

ダビデ

ふふっ。

ではさっそく次回から「同化と異化」について学んでいこう。

健康的な身体になりたい。

人に見られても恥ずかしくない身体を作り上げたい。

可能な限り「最大限の除脂肪を狙うプランを追求」する。

または「ナチュラルに最大限の筋発達を狙うプランを追求」する。

そしてホルモン剤などの肉体強化薬物(PEDs)を使用する世界もある。

「身体を変えたいという出発点」は同じでも「着地点は人それぞれ違う」

プランによっては苦痛を伴い、金銭や時間を消費し、そして健康を大きく害する場合もある。

虫歯になりたくないのであれば、毎食後の歯磨きを頑張ろう。

更に気になる人はフロスやマウスウォッシュを使ってみよう。

ミュータンス菌は糖が無ければ「酸」を吐けない、であれば糖質も控えよう。

それでもまだ不十分? というのであれば歯列矯正なんていかがだろうか?

まだ足りない? 更に美しさも兼ね備えたい?

であれば定期的なホワイトニング・・・・

それよりもセラミックのクラウンやラミネートで自前の歯を着飾ろうか・・・

いや、いっそのこと全ての歯を抜いてしまおう。

あごの骨にドリルで穴をあけて、人工歯根を埋め込もう。

決して虫歯にならない、永久に白く輝くセラミックやチタンの歯を手に入れるのも良いかもしれない。

「虫歯になりたくないを出発点」に、着地する場所は人それぞれ違う。

肉体彫刻もおなじことだ。

あなたがどのプランを選ぶのか、それを決めるのはあなた次第だ。

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